第66回 想田和弘『五香宮の猫』(2024年、ベルリン国際映画祭正式招待作品)
ジェンダー、外国人差別、排外主義、セクシュアルマイノリティ、原発、基地、オリンピックなど、いま日本社会はさまざまな問題を抱えています。
この状況を私たちはどう受け止め、変えていくために、どんな行動をとればいいのでしょうか?
この連続イベントでは、幅広い交友関係を持つ社会学者の梁・永山聡子さんが、いま会いたい人たちをゲストに招き、現在の取り組みや今後について迫ります。
東京・田原町にある書店「Readin’Writin’ BOOKSTORE」で月1回開催します。途中の回だけの参加も大歓迎です。
「聡子の部屋」より皆さまへ
「聡子の部屋」は2019年12月から開始し、無事に3周年を迎えることができました。はじめてすぐに新型コロナウィルスの感染拡大しました。コロナにもめげずに2022年12月まで一度も休まず、毎月1回田原町のReadin'Writin' で開催できています。
これもたくさんのみなさまの応援と参加、ゲストの素晴らしい経験の共有とトークおかげでございます。
また、「聡子の部屋」はたくさんの人たちによって創られています。配信担当のスタッフ、HP担当のスタッフ、イラスト・宣材担当のスタッフなどがいるから毎月しっかりと運営できています。柱は、企画運営・司会の聡子さん、企画運営・会場の落合さん、企画運営のSYさん、配信のATさんです。
有料イベントですが、運営経費がかかるため、聡子さん、支えるスタッフに適切な謝金を渡せるに至っていません(一部アルバイトには法定謝金を支払っています)。また講師に対しても大変薄謝であります。
2023年の目標は、講師の方、運営側に適切な謝金を支払うことです。それにはさらに多くのみなさまの参加をお待ちしております。
聡子の部屋 一同
9/12
『福田村事件──関東大震災・知られざる悲劇』
刊行記念トーク
ゲスト:辻野弥生さん
<福田村事件と出会って> 1999年、所属団体・流山市立博物館友の会会誌『 東葛流山研究」に「福田村事件 関東大震災 知られざる悲劇」と題して論考を発表。 2013年に単行本として崙書房出版より、2023年、 五月書房新社より増補改訂版を刊行。 2023年の映画化とも相まって話題になり、テレビ、ラジオ、 各新聞社、雑誌、週刊誌など、 あらゆるメディアに取り上げられた。読者の反応や、 なぜこれほど長く事件を追い続かたのか、 虚弱児だった生い立ちと家族などによる精神的土壌について。
日 時:2024/9/12 Thu
参加費:1,500円
方 法:会場参加、またはオンライン配信(YouTube)
過去のイベントはこちら
ホスト 梁・永山聡子
成城大学グローカル研究センター研究機構客員研究員/ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員/1923関東大震災朝鮮人大虐殺を記憶する行動事務局
関東近郊10大学で非常勤講師をしている。在日朝鮮人である。
専門:社会学・ジェンダー・フェミニズム研究、社会運動論、朝鮮半島の歴史と社会運動
研究課題:ポストコロニアル社会における植民地主義残滓のフェミニズム(旧宗主国と被植民地国におけるフェミニズムの権力関係)
考察事例:リプロダクティブヘルツライツ、在日朝鮮人女性のアクティビズム、日本軍性奴隷制問題・解決運動
いままでの活動 特定NPO法人アジア女性資料センター理事(現監事)、在日本朝鮮人人権協会性差別撤廃部会・運営委員、希望のたね基金・運営委員。
著書:共著『ハッシュタグだけじゃ始まらない東アジアのフェミニズム・ムーブメント』(大月書店)、『ガールズメディアスタディーズ』(北樹出版)、『社会学理論のプラクティス』(くんぷる)、『私たちの「戦う姫、働く少女」』(堀之内出版)
編集協力:『差別はたいてい悪意のない人がする』(大月書店)
論文:「陣営理論と加害者の自死を乗り越えて― 朴元淳前ソウル市長の威力による性暴力事件」月刊『部落解放』、「『他者化』しない姿を模索する ―日本軍「慰安婦」問題解決運動と吉見裁判―」『歴史評論』など。
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