第73回
「コロナ禍以降の国家との付き合い方をヘーゲルとともに考える」
『国家はなぜ存在するのか
―ヘーゲル「法哲学」入門』刊行記念トーク
ゲスト:大河内泰樹(おおこうち たいじゅ)さん
12/8
概要:
ヘーゲル という哲学者をご存知でしょうか?高校の倫理や大学の哲学の授業でその名前を聞いたことのある人は、「弁証法」や「止揚」などのことばとともに、なんだか難しそうでとっつきにくいと思われるかも知れません。
このイベントでは最近刊行された『国家はなぜ存在するのか―ヘーゲル「法哲学」入門』をベースにそのヘーゲルの国家論が実はわたしたちが現代に抱えている国家の問題と密接に関係していることを論じたいと思います。
そこで出発点にしたいのは、私たちの記憶に新しい「コロナ禍」の経験です。なぜなら、コロナ禍は私たちに国家が行う行政が私たちの生活、さらには私たちの生死にも関わるものであることを認識させた出来事だったからです。
ヘーゲルは、19世紀の初め、そうしたコロナ禍にも現れた現代の国家のあり方がヨーロッパで成立しつつあるなかで国家のあり方について徹底的に考えた人でした。
このヘーゲルとともに、コロナ禍を経た私たちはこれからどう国家と付き合っていったらよいのかを考えたいと思います。
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概 要
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日 時:2023/12/8 Sun
参加費:1,500円
方 法:会場参加、またはオンライン配信(YouTube)
オンライン配信のURLは、開始直前にメール・DMにてお送りいたします。
※会場参加チケットから、オンライン配信チケットへの変更は随時可能です。DM等で主催者へご連絡ください。
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ゲスト
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大河内泰樹(おおこうち たいじゅ)
京都大学大学院文学研究科・教授。1973年、福岡県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授などを経て現職。哲学博士(ルール大学)専攻はヘーゲルを中心とするドイツ観念論、批判理論、ネオ・プラグマティズムなど。日本ヘーゲル学会代表理事。NPO法人国立人文研究所代表。著書に『生命と自然—ヘーゲル哲学における生命概念の諸相』(共編著、法政大学出版局、2024年)など。
第74回
「隠れ教育費」と「教師の自腹」を暴く
ゲスト:栁澤靖明さん・福嶋尚子さん
12/18
公立小中学校(小中学校)であるにもかかわらず、その日常的な学校運営や教育活動は公費ではなく、保護者の経済的負担や教職員の自己負担(自腹)に頼っている現状がある。しかもそのことは当事者には自明であっても、あまり社会的・学問的に論じられることは多くなかった。この問題について発信してきた立場から、現状について問題提起する。
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概 要
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日 時:2023/12/18 Wed
参加費:1,500円
方 法:会場参加、またはオンライン配信(YouTube)
オンライン配信のURLは、開始直前にメール・DMにてお送りいたします。
※会場参加チケットから、オンライン配信チケットへの変更は随時可能です。DM等で主催者へご連絡ください。
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ゲスト
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栁澤靖明(埼玉県公立中学校事務主幹/「隠れ教育費」研究室チーフディレクター)
プロフィール: 「事務職員の仕事を事務室の外へ開き、教育社会問題の解決に教育事務領域から寄与する」をモットーに、教職員・保護者・子ども・地域、そして現代社会へ情報を発信。研究関心は、家庭の教育費負担・就学支援制度。具体的には「教育の機会均等と無償性」「子どもの権利」「PTA活動」などを研究している。日本教育事務学会理事(研究推進委員会副委員長)、学校事務法令研究会会長、川口市教育研究会事務局長などをつとめる。
主な著書に『教師の自腹』(福嶋尚子・古殿真大との共著、東洋館出版社)、『隠れ教育費』(福嶋尚子との共著)『本当の学校事務の話をしよう』(ともに太郎次郎社エディタス)、『学校徴収金は絶対に減らせます。』(学事出版)など。
福嶋尚子(千葉工業大学准教授/「隠れ教育費」研究室チーフアナリスト)
プロフィール:新潟大学・東京大学で教育行政学・教育法学をまなび、2015年より千葉工業大学で教育職課程を担当。研究関心は、主に教育条件整備・学校経営面に関する学校の水準保障に関する政策・制度について。キーワードは、「学校の自治」「公教育の無償性」の実現、「教職員の専門職性」の確立。日本教育事務学会常任理事・国際交流委員長、日本教育政策学会常任理事・年報編集委員、日本教育行政学会課題研究推進委員などを務める。
主な著書に、『教師の自腹』(栁澤靖明・古殿真大との共著、東洋館出版社)、『隠れ教育費』(栁澤靖明との共著)、『占領期日本における学校評価政策に関する研究』(風間書房)など。
第75回
「永遠の戦後」のために~一年中常夏ジャーナリズム」
ゲスト:栗原俊雄さん
1/10
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マスコミは戦後「●●年」の表現をしばしばする。戦闘は1945年夏に終わった。だが、戦争被害は終わらなかった。沖縄の基地問題。政府からコメ一粒の補償も受けていない民間人被害者。首都の一部・硫黄島でさえ戦死者1万体以上の遺体・遺骨が行方不明。広義の戦争は「未完」だ。戦争の被害はいかに広く長く深く及ぶか。私は、その事実を一つ一つ具体的に示してくことが新しい戦争を防ぐ力になると信じている。その「常夏報道」についてお話ししたい。
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概 要
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日 時:2023/1/10 Fri
参加費:1,500円
方 法:会場参加、またはオンライン配信(YouTube)
オンライン配信のURLは、開始直前にメール・DMにてお送りいたします。
※会場参加チケットから、オンライン配信チケットへの変更は随時可能です。DM等で主催者へご連絡ください。
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ゲスト
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栗原俊雄(くりはら・としお)さん
プロフィール:1967年生まれ、東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1996年毎日新聞入社、現在は専門記者(日本近現代史・戦後補償史)。一年中「8月ジャーナリズム」をしており、「常夏記者」の異名がある。
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特に2025年は、年間を通じて「戦後80年」特集を開催予定です!
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【2025年に取り上げる予定のテーマ】
※変更になる可能性があります
・戦後80年 総論
・東京大空襲
・イスラエルによるパレスチナ虐殺
・部落差別とジェンダー
・朝鮮フェミニスト
・生理用品の歴史
・震災と原発
・屠畜の仕事と差別
・国歌の音楽史
・日韓国交正常化60周年
・兵士のアイドル
・戦争・原発と絵画
【商品の内容】
・2025年1月〜12月に開催予定の全24回分のアーカイブ動画をご視聴いただけます。
・ご購入いただくと、視聴用URLが記載されたPDFをダウンロードできます。そちらに最新のイベント動画が、イベント終了後に順次アップロードされていきます。
・各回のリアルタイム視聴も可能です。視聴用URLは、イベント開始の30分前を目処にメールにてお送りいたします。
・視聴保証期間は、2026年1月末までです。
・登壇者のご希望などによって、カット編集等をすることがございます。