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【終了】第40回【イラク戦争から20年①】「イラクは今どうなっているか『戦後20年のイラク国内の政治・社会の変化』」ゲスト:酒井啓子(2023/4/1 Sat)

更新日:2023年6月29日

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【イラク戦争から20年】特集にあたり

2003年3月、アメリカは「イラクが大量破壊兵器を隠している」として、国連安全保障理事会の決定もないままに攻撃に踏み切り開戦。結局、大量破壊兵器は発見されずに、日本はこの戦争に「人道復興支援」の名の下に自衛隊を派遣しました。日本社会も当事者です。

「聡子の部屋」では、イラク戦争がもたらした社会への影響は大きいと考え、20年の節目として、今一度考えようと、特集を組みます。

第一弾は、イラク政治史、現代中東政治専門家の酒井啓子さんです。


<概要>

イラクは今どうなっているか 「戦後20年のイラク国内の政治・社会の変化」
2003年に起きたイラク戦争から、今年で20年になります。 同年3月20日に米軍を中心とした有志連合軍がイラクを空爆、 続く陸上戦によって、開戦から二週間強で首都バグダードは陥落、 40日後には当時のブッシュ米大統領が、「主要な戦闘の終結」 を宣言しました。しかし、その後の米軍の占領統治、 戦後政治体制確立の過程で、イラク国内では激しい反米・ 反政府活動が展開し、さらにはほぼ内戦ともいえる内部対立や「 イスラーム国」の台頭、 首都を中心とする反政府抗議運動の高揚など、 戦後のイラクは激しい政治的動乱を経験してきました。一方で、 2022年には初めてイラク国内出身の首相が誕生し、 年末にはバスラでサッカーのガルフ・カップが開催されるなど、 安定の兆しを見せています。
 本講演では、イラク戦争から20年という年月を振り返り、 イラクは今どのようになっているのかについて、報告します。


酒井啓子

アジア経済研究所研究員、在イラク日本大使館専門調査員、カイロ・アメリカン大学客員研究員、東京外国語大学教授を経て、現在千葉大学グローバル関係融合センター長。専門はイラク政治史、現代中東政治。
主著:「イラクとアメリカ」「イラク 戦争と占領」「イラクは食べる」(岩波新書)、「9.11以後の現代史」(講談社新書)、「春はどこへいった」(みすず書房)など。


【イラク戦争から20年①】「イラクは今どうなっているか『戦後20年のイラク国内の政治・社会の変化』」ゲスト:酒井啓子

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