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旧ジャニーズ事務所をめぐる性加害という出来事は、「公然の秘密」とされてきた性暴力について、目に見えるかたちで社会に問いかけました。
なぜ、性をめぐる「公然の秘密」は、長い間「見えないもの」として処理され、「見なかったこと」にされてきたのでしょうか。そうした姿勢や感性を問うためには、近現代の歴史を振り返り、女性アイドルと「慰安婦」という記号を連続させる社会構造を手がかりに考えてみる必要がありそうです。
「アイドル」という記号を入り口に、目に見えにくい、不可視の性暴力のしくみについてお話しします。
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ゲスト:内藤千珠子さん(大妻女子大学)
専門は日本語の近現代文学、ジェンダー批評。「ナショナリズムと ジェンダー」をテーマとして、物語のなかにある差別や暴力の問題 を研究している。主な著書に、『「アイドルの国」の性暴力』( 新曜社、2021)、『愛国的無関心「見えない他者」と物語の暴力』(新曜社、2015)、『小説の 恋愛感触』(みすず書房、2010)などがある。
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