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【終了】第8回「これからのわたしたちがしなければならないことーー敗戦75年から考える戦争責任、戦争の記憶」(2020/8/21)
ゲスト:吉田裕(歴史学者)
アジア・太平洋戦争の終結から75年目の夏がきました。
元兵士、戦争経験者、戦争犯罪の被害者やその遺族たちがだんだんと少なくなっていき、「戦争の記憶」が薄れてきています。
戦争の歴史、特に日本軍によるアジア諸国に対する加害の歴史は学校でも十分に教えられることもなく、政治家や有名人による歴史否定の発言なども頻発しています。
このような厳しい情勢のなか、これからの「戦争責任」を考えるために、わたしたちは何をしなければならないのでしょうか?
「聡子の部屋」第8回は、戦後歴史学において日本の戦争研究を牽引し多大な貢献をされてきた、歴史家の吉田裕さんをゲストにお呼びします。
日本軍兵士の戦場での実態から、安倍総理による最新の談話まで、豊富な史料を参照しながら、いまわたしたちはどこにいるのか、そしてわたしたちにこれから何ができるのかを考えていきます。
日 時:2020年8月21日(金)18:30開場/19:00開演
参加費:1500円
吉田 裕(一橋大学名誉教授)
東京大空襲・戦災資料センター館長。同時代史学会代表。専攻は日本近代軍事史、日本近現代政治史。著書多数。特に『日本人の戦争観――戦後史のなかの変容』(岩波書店、1995年/岩波現代文庫、2005年)は戦後日本の社会の戦争に対するまなざしを鋭く記述している。2018年、著書『日本軍兵士-アジア・太平洋戦争の現実』(中公新書)でアジア・太平洋賞特別賞、新書大賞2019を受賞。
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