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第14回
吉田千亜(2016)『ルポ 母子避難——消されゆく原発事故被害者』岩波新書.
原発事故で避難した母子の生活が困窮している.政府は,いわゆる「自主避難者」への住宅無償提供を2017年春に打ち切る.子どもを守りたい一心で避難した母親たちが,事故から5年経った今,何に不安を感じ,困り,苦しんでいるのか.事故後,避難した母子に寄り添い続ける著者が,克明に綴る.
吉田千亜(2018)『その後の福島——原発事故後を生きる人々』人文書院.
2017年春、福島の多くの地域で避難指示が解除された。国の描く「復興」が様々な形で加速する一方、なおも避難を続ける人々、故郷で放射能汚染の影響を懸念し続ける人々が言葉を発せられない状況が、静かにそして急速に広がりつつある。被害者たちに耳を傾け、地域の変容を見つめ続けた渾身のルポ。
![その後の福島——原発事故後を生きる人々](https://static.wixstatic.com/media/d51ac4_114190fbb638421a9172f0aba417623f~mv2.jpg/v1/fill/w_800,h_1111,al_c,q_85,enc_auto/d51ac4_114190fbb638421a9172f0aba417623f~mv2.jpg)
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