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安倍元首相の殺害事件をきっかけに注目を浴びた旧統一教会(家庭連合)。自民党に対する旧統一教会の影響を過小評価しようとする試みがある一方で、“すべての黒幕”と言わんばかりの過大視も見られる。韓国にルーツをもつ新宗教であるという事実の扱われ方も含めて、この約一ヶ月を振り返りたい。また性的マイノリティを差別する文書の配布が問題化した神道政治連盟も念頭におき、自公政権の家族政策と宗教右派の関係についても考える。
▶︎ゲスト:能川元一
1965年生まれ。大学非常勤講師(哲学)。歴史認識問題、家族論を中心に右派の言説を研究対象に。共著として『海を渡る「慰安婦」問題』(岩波書店、2016年)、『徹底検証 日本の右傾化』(塚田穂高編著、ちくま選書、2017年)、『まぼろしの「日本的家族」』(早川タダノリ編著、青弓社、2018年)など。
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