昨年(2022年)5月21日に部落問題をテーマにした長編ドキュメンタリー映画『私のはなし 部落のはなし』が公開されました。
観客動員数は1万5千人を超え、キネマ旬報ベストテン文化映画部門で第一位を受賞。そして、映画の制作過程を綴った『「私のはなし 部落のはなし」の話』(中央公論新社)が2月20日に刊行されました。どのように部落問題に関わり、映画として再構成したのか。
映画公開から一年たち、今思う事をお話しします。
満若 勇咲(MITUWAKA,Yusaku)
1986年京都府生まれ。05年大阪芸術大学入学。映画監督の原一男が指導する記録映像コースでドキュメンタリー制作を学ぶ。在学中にドキュメンタリー映画『にくのひと』、『父、好美の人生』(監督・撮影)を制作。『にくのひと』の劇場公開が決まるも、その後封印。映像制作・技術会社ハイクロスシネマトグラフィに参加後、TVドキュメンタリーの撮影を担当する。19年からフリーランスとして活動。主な撮影番組に「ジェイクとシャリース~僕は歌姫だった~」(20/アメリカ国際フィルム・ビデオ祭 ゴールド・カメラ賞)、「ETV特集 僕らが自分らしくいられる理由〜54色のいろ鉛筆〜」(21)など。ドキュメンタリー批評雑誌「f/22」の編集長を務めている。
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